2010/07/01

「僕たちの好きだったAKB革命」⑤



「愛されたい。愛したい。でもやっぱり愛されたい。AKBの末っ子隊長こと佐藤亜美菜です。」(あみな自己紹介より)

末っ子長男で何が悪いっ!?w末っ子よ、立ち上がれ!!

今回も引き続き総括。



第4章 AKB48とは・理論編(つづき)

②消費―物語消費

前回は、AKB48の戦略を「AKB」と「48」という観点から見た。
今回は、それを受容するファンの消費態度を分析しようと思う。

ここでの目的は、
「AKB48の戦略はファンのどのような欲望に合致したのか?」
を明らかにすることである。

そこでまず、消費者を三つのグループに分ける。すなわち、
①AKB48はかわいくないので好きじゃない
②AKB48はかわいいので好きだ
③AKB48はかわいくないが好きだ
の三つだ。

ここでのメルクマールはもちろん「かわいさ」。これはアイドルである以上逃げられない条件だ。しかし、③型のファンが多いのがAKB48の特徴であり、②型についても「誰にとってかわいいのか」という問題がある。以下、②③型について考える。

キーワードは「キティちゃん」「電波少年」「ビックリマンチョコ」。

「キティちゃん」
上の写真は、AKB48「不動の」エース・前田敦子。AKB48で一番人気の彼女だが、かわいいと思うか?「年齢が上になるほど否定的になる」というのが僕の雑感だ。ただし、彼女の顔がティーンネイジャーの圧倒的支持を受けていることは確か。なぜこのような違いが生まれるのか?答えはキティちゃんの顔にある。歴代キティちゃんの顔は変わってきており、その変化は「顔の中央にパーツが集まる」方向で進んでいる。いわずもがな、キティちゃんは流行に敏感だ。つまり、「かわいい」顔の基準が変わってきており、あっちゃんの高密度な顔はとてもナウいのだ。AKB48のファン層のメインは中高生で、「ナウい」感性をもつ彼(女)からすれば、前田敦子や板野友美、渡辺麻友は「超かわいい」のだ。よく「どこにでもいる感じがイイ」と強調されるが、②型にとってはそんなことはない。そして多くのファンはこの意味で②型である。この他にも②型はいるが、彼(女)らにはメンバーの多様性を以て対応する。

「電波少年」
懐かしいね、最近DVDが出てヤラせもあったとか暴露してる。「①戦略」で述べた「成長物語」の土台には「電波少年」でのテーゼがある。つまり「何も持ってなくてもガチで・必死な姿に人は感動する」ということ。猿岩石やドロンズなんてくそつまんない芸人だったけど、あんだけヒッチハイクして土色になったらグッと来るものがある。やっぱスポコン好きでしょ、みんな。若い女の子が健気に頑張っていたらその効果は100倍なんてもんじゃない。難関に挑み、日々成長していく様に虜になり、否が応にも応援したくなるのだ。そのときカワイイかカワイクないかはさほど重要でない。

「ビックリマンチョコ」
覚えてる?シールが付いてるあれ。ビックリマンチョコが面白いのは、そこにストーリーがあること。シールにはキャラクターの絵と解説が載っていて、それを集めることで少しずつその背後にあるストーリーや世界観が見えてくる。ストーリーをより良く知りたいという欲望がある限り、収集活動は終わらない。AKB48はこれに似ていると思う。推しメンのことをよく知るためには、そのメンバーがいるAKB48という世界を知りたいと思う。ただし、リアルタイムで進行する「AKB48という成長物語」はつねに変化し拡大する。永遠に全体像をつかむことはできないのだ。「ノーパンのパンチラを見たい」…それは土台無理な話だが、見たいものは見たいのだw

以上から言えるのは、
「AKB48のメンバーをカワイイから支持する人はいる、ただ、そのカワイさは10代の感性に合致する限りである。一方で、カワイクないが支持する人もいる。それは、頑張っている人を応援したい、見えないものを見たいという自然な欲望を理由としている」
ということである。

①戦略と②消費態度は一対一対応ではないが、AKB48の特徴がこれら欲望に少なからず応えているのは確かだ。



以上で理論編は終了。これでもAKB48の強さの一側面を捉えたに過ぎないが、コアの部分を理解する視座になると思う。

次章では、この理論枠組を用いてHというファンの活動を説明する(グロ注意w)。

0 件のコメント:

コメントを投稿